子育て・育児

息子の不思議な発想と言動

こんにちは、kumikoです。

私には自閉症スペクトラムと診断された6歳5か月の息子がいます。

昨年診断はつきましたが、ものすごい重症というわけでは無くて、墨田区の就学前相談の判断では普通級+通級での対応が妥当という決定が下されました。

IQも100で頭脳は年相応ですが、自己統制能力(自分の欲求や周りとのコミュニケーションを図る能力)に至っては3歳1か月との判断が。

まさにそこが弱いなぁとは思っていましたが、まさか年齢の半分とは・・・

びっくりしたし、ちょっと落ち込みましたが、彼なりに少しずつでも成長もしているし努力もしています。

長い目で見て、彼が大人になった時に独り立ちできる能力が備わることが最終目標なので、まだまだ時間はあります✨

きっと大丈夫!

 

息子との会話

とにかく不思議でならない問いかけを良くされます。

それはものすごい虫男児の息子ならではの発言と発想なのですが・・・

「おかあさん、ぽっち(自分のこと)がたまごのとき、どんなきもちだった?」
「え?お母さん、ぽっちのこと人間の赤ちゃんで産んだのよ?」
「あぁ、そうか・・・」

そしてしばらくしてから

「ねえおかあさん、ぽっちがようちゅうのときはどんなきもちだった?」
「だからお母さんは、人間で産んだからぽっちは卵にも幼虫にもなってないよ」
「あぁ、そうか」
「ぽっち、人とカブトムシの違い分かってる?人間の赤ちゃんは卵では出てこなくて、お腹の中で人の形に育って、人の子供として生まれてくるんだよ」
「うん、しってるよ。ほんよんだもん(図鑑のこと)」

でもしばらくすると、日付が変わっても、

「ねえおかあさん、ぽっちがさなぎのときはおかあさんどんなきもちだった?うれしかった?ワクワクした?」

と、真顔ではじまります(@ ̄□ ̄@;)!!

 

息子の頭の中はいったいどうなっているのか?

この息子の言動は面白いのですが、

  • いったいどこまで分かっているのかな?
  • 人の話聞いてるのかな?
  • 頭の中いったいどうなってるんだろう?

頭では理解しているのに、聞かずにはいられないのか?

はたまた、理解している部分とそうでないことがミックスしてしまっているのか?

全くもって私には理解できないのですが、カブトムシが好きすぎて自分もカブトムシのように卵や幼虫だったらよかったという思いが強すぎた故の言動なのか?

息子との会話は面白いのですが、こちらがいっぱい推測したり、つなぎ合わせたり、情報を集めたりしなければ、理解できないこともまだまだ多いです。

私は高齢出産だったのでもう40歳をとっくに過ぎていて、頭がポケポケしてることを自覚しているのですが、息子と話すときばかりはいい加減な気持ちで聞くわけにはいきません。

全神経を集中させて、一生懸命に聞いていますが、なにぶん上記のような不思議な会話が日常茶飯事なので、私の頭の中はだいたいいつも「ハテナ?」だらけです💦

 

息子を理解したいけど・・・

少し前の私は、発達障害の部分を含めて息子を理解したいと必死でした。

子育ての本や発達障害の本を読み漁り、ネットで検索し、発達障害を受け入れている支援教室を探して歩いてました。

もちろん今も習い事も含めて、支援していただけるものは有難く受けさせていただいております。

6年間息子を育ててきて、今回のテスト結果をうけて、  当たり前のことにようやく気付けた気がします。

「息子を理解しようとするのではなくて、そのままの彼をうけいれればいいんだなぁ」

だって、卵の気持ちなんて、この先私に分かる日はおそらく来ません。

そしてこの会話も、これに類似するような不思議な質問もこの先まだまだ続いていくと思うのです。

ならば、今のままの息子を丸ごと受け入れて、ただ愛して育てようと思いました。

いつか、こんな時もあったなぁと、あの時は面白かったなぁ、かわいかったなぁと懐かしく思える日がくるといいなぁと心から思います。

 

そして今の時点で明らかに分かっていること

息子の言っていることがもしも卵の時が受精卵で、幼虫が胎児で、さなぎが今なのだとしたら・・・

息子よ、そりゃあ〜おかあさんわくわくだよ!

さなぎから孵って成虫になりはばたく君の姿が、どんな素敵な青年になっているのか?

どんな世界を見て、感じて、経験して、嬉しかったり、悲しかったり、幸せだったり、どん底に沈んでしまったり。。。

そんな体験をときどきは舞い戻ってきて話して聞かせてくれたりするのかな?と思うと、おかさあさんは、今から楽しみで楽しみで、すっごくわくわくするよ!

君が生まれて来てくれたことが、そして今さなぎの君が毎日一生懸命生きていて、少しずつでも成長していることが、おかあさんはものすごく嬉しいよ。

こういう気持ちにしてくれて、こんな世の中でも未来が楽しみだと思わせてくれることに、心からありがとう。

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